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「服薬支援ロボ」で薬の飲み忘れ・誤飲を防ごう!

少子高齢化が進む中、ますます高齢化社会が進んでいます。高齢者や介護を必要とする方は、複数の薬を服用する傾向にあり、処方された薬の飲み忘れや飲み間違いが起こりやすい状況にあります。

特に、認知症を患わっている単身世帯ですと薬の管理は難しく、電話で服用を促すし、食事時に訪問するなど負担が大きくなります。

そこで、高齢者向けの薬物サポートデバイス「服薬支援ロボ」についてご紹介します。

薬局で日付ごとに分けた薬を取り忘れてしまうことはよくありますよね。そんなときに頼りになるのが、「服薬支援ロボ」です。このロボットは、セントケア・ホールディングス株式会社の傘下にあるケアボット株式会社が製造・販売しています。

「服薬支援ロボ」は、4つのカセットを収納でき、各カセットには7つのピルケースが収められます。ピルケースの大きさは、10種類の薬の一包化に漢方薬2つ、顆粒など1つを想定しています。

例えば、1日4回服用される方なら最大7日分、1日2回の方なら最大で14日分の薬を一度にセットできます。外出時にも対応でき、ボタンを押すだけで一回分の薬を取り出すことができます。

このロボットには、いくつかのメリットがあります。まず、薬の誤飲や飲み忘れを防ぎます。薬を取り出すと次の服用時間までアナウンスが流れ、重複して薬を摂取しないように工夫されています。

自分でボタンを押さない限り、薬は出てこないため、患者は自分で管理し、自尊心を損なうことなく自立が促進されます。また、家族やヘルパーが頻繁に電話して服用を促す手間も省けます。

薬の取り出し履歴は4週間分記録され、USBメモリにも保存可能です。これにより、家族や医師、介護サービス提供者と情報を共有し、患者の状態を把握できます。

操作は簡単で、カセットとピルケースは色分けされ、誤った組み合わせを防ぐ構造になっています。また、服用タイミングも分単位で設定可能で、使い始めてからも柔軟に調整できます。

 

お薬ロボットの費用負担はどのぐらい

使用に際しては、処方医の同意が必要で、居宅療養管理指導が処方せんに記載されます。服薬支援ロボ自体は、薬局からのレンタルという形になるため、設置費用はかかりません。(付属品/ピルケースの紛失などは別途実費が発生することがあります。)

ただし、医師の指示でご自宅(施設ご入居中の方は施設)へ薬局の薬剤師が訪問するサービスですので、お薬のお届けおよび服薬管理指導を行う介護保険サービスのため、介護保険の負担割合に応じ、大体345円~1549円の負担が伴います。

わずかな費用負担で、介護者の手が空くことで家族とのコミュニケーションが増え、薬剤師も正確な服薬指導が行えるというのは自宅療養にとっては必須グッツといえるでしょう。

薬の摂取にお悩みの方は、ケアマネージャを介して「服薬支援ロボ」を試してみてはいかがでしょうか。

 

※製品情報

機器メーカーリリース情報 日立チャネルソリューションズ株式会社

このコラムを書いた人

npoAdmin