自宅カットで笑顔を!理美容院が難しくなった方への家族カット応援コラム - NPO法人日本理美容福祉協会札幌センター | 札幌の訪問美容・理容・出張美容・介護美容 | 日本理美容福祉協会 札幌センター

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自宅カットで笑顔を!理美容院が難しくなった方への家族カット応援コラム

皆様、こんにちは!日本理美容福祉協会札幌センターのブログへようこそ!

「そろそろ髪が伸びてきたけど、理美容院へ行くのはちょっと大変…」

もし、ご家族の中に外出が難しくなってきた方がいらっしゃるなら、ご自宅でのカットを考えることもあるかもしれません。慣れない作業に不安を感じるかもしれませんが、ちょっとしたコツと心構えがあれば、大切なご家族を笑顔にできるかもしれません。今回は、自宅でカットする際のポイントと、心温まる時間にするためのヒントをお届けします。

ブログでは、初めての方でも安心して取り組めるよう、基本的な手順と心温まるコツを詰め込みました。焦らず、ゆっくりと、そして何よりも優しい気持ちで、カットに挑戦してみませんか?

レッスン1:始める前の準備は笑顔の第一歩

1-1. 頼れる道具を揃えましょう

まるで魔法の杖のように、カットをサポートしてくれる大切な道具たちをご紹介します。

  • カット用ハサミ: 安全第一!先端が丸く、スーッと気持ちよく切れる専用のハサミを選びましょう。
  • スキバサミ: 髪の量を調整する、秘密のアイテム。なくても大丈夫ですよ。
  • コーム(くし): 髪を優しく梳いたり、分け目を作ったり、仕上がりをイメージします。
  • ダッカールまたはヘアクリップ: カットしない髪を止めて、作業をスムーズにします。
  • カット用ケープまたは大きめのビニール袋: 大切な服を守る、頼れるガードマンです。
  • ティッシュ、タオル: 汗やちょっとした汚れもサッと拭き取ります。
  • 霧吹き: 乾燥した髪に、優しい潤いを。カットしやすくなります。
  • 掃除機またはほうき: カットが終われば、お掃除タイム。スッキリさせて、気持ちの良い空間に。
  • 手鏡: 「 上手に切れたかな?」カットの仕上がりを一緒にチェックしましょう。

 

1-2. みんなが心地よい空間づくり

カットする場所は、まるで小さな美容室。明るく、リラックスできる空間を整えましょう。

  • 明るい場所: 陽の光が入る場所や、明るい照明の下で。髪の状態がしっかり見えます。
  • 安定した椅子: カットされる方がゆったりと座れる椅子を。足元が滑らないように工夫してくださいね。
  • 足元対策: 新聞紙などを敷いておけば、切った髪の毛のお掃除が楽ちんです。

 

1-3. 心を通わせるカウンセリング

カットは、ご本人の「なりたい」を叶える時間。じっくりと希望を聞いてみましょう。

  • どんな髪型が好きですか?どれくらいの長さにしたいですか?
  • 髪の毛の悩みや、気になる部分はありますか?
  • 以前のカットで気に入っていたスタイルはありますか?
  • 語尾を強める言葉は禁物。「できること・お願いしたいことは」優しく伝えましょう。

レッスン2:いよいよカット!愛情を込めて接しましょう

2-1. 髪を湿らせる魔法(またはそのまま)

髪の状態に合わせて、カットしやすいように準備しましょう。

  • しっとり濡れた髪: 乾くと少し短くなることを考えて。霧吹きで優しく湿らせる程度でOK。
  • サラサラ乾いた髪: 仕上がりのイメージがしやすいのが魅力。髪の動きを見ながらカットできます。

2-2. 髪の毛をクリップで挟んで!ブロッキング

カットする部分ごとに、髪の毛を分けていきます。

カット前の準備として髪を分ける

  • 分け方のヒント:
    • 頭のてっぺん
    • 左右のサイド
    • 後頭部の上・中・下の3段階に分けてブロック(順番に、丁寧に)
    • 前髪(一番印象が変わる部分。慎重に!)
  • 分けた髪の毛は、クリップなどで留めておきましょう。

2-3. カットの基本は「少しずつ」

まるで宝物を少しずつ分け与えるように、ハサミを慎重に入れましょう。

  • 焦りは禁物: 一気に切らず、少しずつ長さを確認しながら。
  • 指は優しいガイド: カットする髪の束を指でしっかり挟み、指の関節を目安にハサミを入れます。
  • ハサミは縦にトントン: 毛先を自然に仕上げるコツ。ハサミを縦に、優しく数回入れます。
  • 毛先を揃える魔法: 全体をカットしたら、最後に毛先をチョンチョンと揃えていきましょう。

2-4. 各エリアのカットに挑戦!

  • 後頭部: 下のブロックから、そっとハサミを入れます。上の髪を参考に、長さを確認しながら進めてくださいね。
  • サイド: 耳の周りは特に丁寧に。お顔にかかる髪の長さを見ながら、少しずつカットしましょう。
  • 頭頂部: 全体のバランスを見ながら、高さを調整します。
  • 前髪: 眉毛にかかるくらいが基本。ご本人の希望を聞きながら、少しずつカット。真横だけでなく、少しカーブをつけても素敵です。

2-5. スキバサミは、そっとね(もし使うなら)

髪の毛が多かったり、軽やかにしたい部分に。

  • 根元近くから梳くと、ボリュームが出すぎてしまうことがあります。毛先から数センチの部分に、少しずつ入れましょう。
  • 一度にたくさん梳きすぎないように、様子を見ながら。

2-6. 最後のチェックは笑顔で!

カットが終わったら、全体を優しく梳いて、バランスを見てみましょう。

  • 手鏡で、ご本人にも「 こんな感じでいいのか?」と確認してもらいましょう。
  • 気になる部分があれば、もう一度、そっとハサミを入れて微調整を。

 

レッスン3:もっと素敵な仕上がりにするためのヒント

  • 会話を楽しみながら: 「 どんな感じですか?」「もう少し切りますね」と、言葉を交わしながら進めましょう。安心感が生まれます。
  • 無理のない姿勢で: カットする人も、される人も、リラックスできる体勢で。
  • 休憩も大切: 長時間になりそうなら、「ちょっと休憩しましょうか?」と声をかけてくださいね。
  • 完璧じゃなくて大丈夫: プロの仕上がりを求めすぎないで。「少しでも気持ちよくなれば」という気持ちで十分です。
  • 失敗は次のステップ: うっかり切りすぎても、「あら、短いのも似合いますよ!」と笑顔でフォロー。次はもっと上手になりますよ。

 

レッスン4:安全第一!大切な約束

  • ハサミは、お子さんの手の届かない場所に保管してください。
  • カット中は、ご本人が急に動かないように、優しく声をかけながら落ち着いて行いましょう。
  • 万が一、怪我をしてしまったら、すぐに適切な手当をし、必要であれば医療機関を受診してください。

 

レッスン5:カットの後は、笑顔のおまけつき

  • 切った髪の毛を丁寧に掃除して、スッキリしましょう。
  • ご本人の髪を優しく洗い、丁寧に乾かしてあげてください。
  • そして、最高の笑顔で「ありがとう」と伝えましょう。

 

おわりに

ご自宅でのカットは、最初はドキドキするかもしれませんが、それは愛情の証です。回数を重ねるごとに、きっとお互いの笑顔が輝きを増すでしょう。皆様の「おうち美容室」が、温かい笑顔と優しい時間で満たされるための一助となれば、私たちも心から嬉しく思います。

日本理美容福祉協会札幌センターは、皆様の笑顔を応援しています!

このコラムを書いた人

npoAdmin