訪問美容と介護の関係性 - NPO法人日本理美容福祉協会札幌センター | 札幌の訪問美容・理容・出張美容・介護美容 | 日本理美容福祉協会 札幌センター

コラムColumn

訪問美容と介護の関係性

介護に関わる仕事とは?というと「ヘルパーさん」が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか?

高齢者や障がい者の日常生活をその人の持てる能力の中で自立できるようサポートをするのが介護の専門職です。

訪問介護(ヘルパーさん)は、利用者の自宅を訪問し、入浴や食事の介助、排せつのサポートなどを行います。

 

訪問リハビリは理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリの専門職がリハビリを行います。

その他にも訪問看護、福祉用具専門相談員、栄養士など多職種が連携してサポートをしています。

しかし、介護や医療の専門職は、あくまでも「介護」や「医療」に特化しており、日常生活の全てをサポートできるわけではありません。

例えば、以下のようなケースでは、介護保険では対応できない場合があります。

  • 足が動かないため、髪の毛が邪魔になってきた
  • 寝たきりなので、綺麗にしてあげたい
  • 精神的に億劫で外出できないけど、髪の毛を染めたくなってきた

 

このような場合に活躍するのが、訪問美容師・訪問理容師です。

美容師・理容師が利用者の自宅や施設を訪問し、美容サービスを提供します。

これらのサービスを利用することで、高齢者や身体の不自由な方々も気軽に美容のケアを受けることができます。

容姿を整えることは、利用者の生活の質を向上させるために大切な要素です。

自分の好みのスタイルをすることで、心身のリフレッシュや自己肯定感の向上が期待できます。

自宅で引きこもりがちになっていても、少し綺麗にしてみるだけで新鮮な気持ちになることがあります。

それがきっかけとなって、デイサービスや地域の集まりなどに参加してみたくなることも多く、自立を促進できます。

訪問美容は、高齢者や身体の不自由な方々にとって、心身の健康を保つために重要な存在なのです。