どうすけば、家族のフケ・かゆみが抑えられるのか? - NPO法人日本理美容福祉協会札幌センター | 札幌の訪問美容・理容・出張美容・介護美容 | 日本理美容福祉協会 札幌センター

コラムColumn

どうすけば、家族のフケ・かゆみが抑えられるのか?

皮膚科で診てもらって一度は良くなったけど・・・

また「フケ」「痒み」の症状が現れてしまったということはないでしょうか?

再発しにくくするための知識をお伝えいたします。

 

 

フケがぼろぼろ 菌が増殖しているサイン

お客様の髪をカットしていると「櫛に大きな垢が付着する」ことがたまにあります。

なぜ垢が発生するのか? 明確な原因はわかっていないが・・・

「脂漏性皮膚炎」を患わっている高齢の髪を散髪することは珍しいことではありません。

 

脂漏性皮膚炎のなりやすい部位は、皮脂分泌の多い耳回りに集中しています。

脂が出やすい部位となると鼻回りもあるが、汚れと脂が溜まりやすい点においては「頭皮」が最も発症しやすい部位

 

脂漏性皮膚炎になる前の自覚症状としては、湿疹やかゆみを感じやすくなるので、

痒がっているサインを見かけたら放置せず、早めに皮膚科を受診されたほうがいい

 

なぜなら! 一度でも脂漏性皮膚炎にかかると治りにくいからです。

あとあの治療費と薬代、かゆみのストレスで悩みたくないのであれば、
早期受診が最善な方法であることはご理解いただけることでしょう。

 

 

 

頭皮のサインを見て 治すのでなく正常に戻すように工夫をする

訪問カットをしていると「頭皮が赤くなっている方」「フケが塊りとなってしまっている方」「皮脂で濡れ気味になっている方」
など何らかの異常サインを見つけることがよくあります。

 

症状の進行度合いにもよりますが・・・

体の異常を示すサインを「正常に戻す」「原因物質から遠ざける」ことで症状の進行を抑えること十分可能です。

 

一般的に、頭の痒みの多くは外部要因からの刺激によるものが多く

  • 黄砂
  • PM2.5
  • 花粉
  • アレルギー物質
  • 気温の寒暖差による刺激

などによって引き起こされやすいとされています。

つまり刺激となる物質と触れる割合を抑えることで、頭皮の痒みが小さくなってゆくといえます。

病院の薬は症状を抑える治療行為と併用してご家庭でも頭皮環境に与える原因物質を取り除くことで効果が期待できることでしよう。

 

 

 

人の皮膚に住んでいる常在菌が異常繁殖する大量のフケが出る

頭皮の炎症の要因として、菌の異常繁殖である可能性が高いといわれています

菌の正体は常在菌(アラセチア菌)といわれるもので、常在菌は主にヒトの身体に存在する細菌。

普段は頭皮環境を整えてくれる共存共栄の関係ですから有害な菌ではありません。

 

しかし、何らかの影響で、皮脂の分泌量が異常に増えると、常在菌による餌の分解が進み、
糞にあたる脂肪酸が皮膚炎を起こし、それが頭皮に過剰な刺激をもたらします。

頭皮への刺激が多くなると『角質が剥がれるサイクルが短くなる』ことで、
フケの大量発生を起こしてしまうのです。

毛髪は餌となる皮脂が溜まりやすいので、不衛生になりやい環境にあります。

菌の餌が多くとならないように就寝前に洗髪し乾かすことで頭皮環境を整えられ、
角質が抜け落ちるサイクルといわれる「28日サイクル」が維持できるのです。

 

正しい髪のケアで快適な日々を過ごしましょう

 

このコラムを書いた人

npoUser
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