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コラムColumn

札幌市北区の硝子工房で吹きガラスを体験

休日をゆったりと過ごすのもいいですが・・・
いつもとは趣向を変えて、ガラス細工の手作り体験しに出かけました。

札幌北区には、超穴場スポットとして吹きガラス体験できる工房があります。
子連れのファミリーから外国人カップルまで楽しめるガラス細工の手作り体験教室をご案内します。

 

生まれて初めてのガラス体験でテンションがMAX!

本当に楽しかった非日常の初体験!

先生に手順やコツなどを教わりながら一輪挿しをつくりました。
体験は、あっという間に終わってしまったのですが、ガラスを吹きこむ作業が少し苦しくは感じました。

先生がすごくイケメンで優しい人。何度でも通いたくなることでしょう!

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息を吹くたびにテンションが上がる吹きガラスとは

「吹きガラス」とは、 ガラス工芸におけるガラスの成形技法のひとつです。

吹きガラスには多くの素材や技法がありますが 溶解炉に吹き竿と呼ばれるパイプのような金属棒を入れ、
ドロドロに溶けたガラスを巻き取って息を吹きこみながら形を作ります。

根本的な製法は古代ローマの時代からほとんど変わっておりません。

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吹きガラスで一輪挿し作りを体験

吹きガラスの最大の特徴は、その名のとおり「息を吹く」ことです。
柔らかくなったガラスに息を吹きこむことによって、 世界に一つだけのコップや花瓶、小鉢など作品を作っていきます。

 

 

~一輪挿し制作の過程を説明します~

1.溶解炉に吹き矢をいれて棒の先端にガラスの塊を巻き付けてもらいます。

溶解炉のガラスは水あめ状態になっており、常にガラスの温度は1,300℃をキープ。
溶解炉は電気で24時間稼働させており、火を止めることはしないそうです。

ちなみに2018年9月の大規模停電(ブラックアウト)では、
火が消えてしまい復旧するまでに20日間もかかったそうです。

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2.水飴状のガラスに色ガラスを貼り付ける

巻き付けたガラスの塊にビーズのような「色のついたガラス粒」を付けていきます。

まずは、鉄製のテーブルにカラフルなガラス粒を感覚で並べます。

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3.並べたガラス粒をピタピタくっ付けていきます

くっ付けた状態のまま再び溶鉱炉の穴に入れて、色ガラスを溶かしていきます。

温め直したガラスにさらに重層をつけて気泡をプラス!
この上にもう一度ガラスを巻くことで、重曹が熱で発泡し気泡が作られるとのこと。(気泡はオプション)

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4.息をおもいっきり吹き込んでゆく

くっ付けた色ガラスが馴染んできたら吹きガラス体験の醍醐味である息の吹き込みです。

吹き竿を回転させながら少し膨らませた形になるまで息を思いっきり吹き込みます。

この作業は、酸欠になりそうで息が上がりますが、吹きガラス体験のメインイベントです。

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5.ガス溶鉱炉で回転

ガラスが膨らんだら小さめの溶鉱炉の中へ入れて色ガラスをコーティングしていきます。

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6.灼熱のガラスを触る!? 形を整えます

真っ赤に光るガラス手のひらの上で、形を整えていく作業です。

濡らした新聞紙で作られた”紙りん”を使うので、まったく熱くはありませんが、
焼け焦げた臭いに加え、煙が上がってくるので恐怖を感じる驚きを体験しました。

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7.再び息を吹き込んで膨らせます

形が卵型に整ったら再びガラスを膨らませていきます。

2回目以降は、かんたんに息が入っていくので、形を意識しながら少しずつ膨らませていきます。
ゆっくり棒を回しながら息を吹きかけてゆく感じです。

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8.くびれを作ります

洋ばしと呼ばれている巨大なピンセットのような道具を使って、くびれを作っていきます。
くびれの部分が一輪挿しの挿し口の部分になります。

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くびれの部分は握り過ぎると穴がふさがってしまうので握り過ぎないように加減します。
穴の大きさを確認しながら作業します。

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9.竿を移し替える

ポンテ竿と呼ばれる別の竿を一輪挿しの底に連結させて、くびれの部分に棒状のヤスリでこすって拭き竿から分離させます。

竿で転がしながら真っ直ぐヤスリをかけるのは意外と難しいかも・・・

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10.ガラスを切り離し、口の穴を広げ、形を整形してゆきます

ガラスの切り離しに成功したら、今度は洋ばし(巨大なピンセット)を使って、くびれを作った部分を少しずつ広げていく作業をします。

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徐々に口を広げてながら形を整形をします。

竿を台で回転させながら動かすのですが・・・
左手で棒を回転させながら、右手に持った巨大ピンセットで穴を広げていると、徐々に左手がガラス球に寄ってくるので気が抜けません。

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11.棒を切り離して工程は終了です

ポンテ竿から切り離しが終わったら先生にガスバーナーで炙ってもらいます。

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12.一晩おいて完成

約500℃の徐令炉で1日冷やして完成です。
作業終了後、色味が出ていませんが冷やすことで色味が表れてきます。

引き渡しは、翌日の10時以降に取りに行くか、宅配便(送料別途)での郵送となります。
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さぁ 吹きガラス体験に出かけましょう

家族や友人、恋人などと一緒に吹きガラス体験に足を向ければ、
世界に一点だけの思い出に残る貴重なガラス工芸品を作ることができます。

 

ぜひ自分で作った吹きガラスを手元に置いてみてください。

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吹きガラス体験

所要時間は、一人20分~30分程度で、料金は一人当たり2,600円(税込み)

2020年1月より基本料金を2,900円となります。

結婚や出産などの記念品に、お子様の自由研究にもオススメです。

 

オプション

泡模様  … 300円(税込) ガラスの中に気泡が入ります

ひび模様 … 300円(税込) ガラスの中にひびが入ったような模様を入れます

取っ手  … 300円(税込) ジョッキが欲しい方にオススメ

 

体験は、グラスや小鉢、灰皿、花瓶などサンプルからお好きなアイテムから選べます。

製作工程ではマンツーマンで親切・丁寧にサポートしてくれます。

 

 

お正月におススメの作品

「ガラスの鏡餅」です。
繊細でつやつやした丸みを帯びた形は、日本文化に興味のある外国人に人気があるそうです。

ガラスの鏡餅はインターネットで購入もできます。

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作家紹介

Glass Artist 水木 一成

「日本の風習をガラスで作って子供たちに伝えたい

経歴:1999年 小樽K’s BLOWING入社 、2004年 長野SUWAガラスの里入社、2011年 硝子工房GLOW設立

Artist活動:日本の風習をガラスで表現するアーティスト。
吹きガラスという技法で、一つ一つに心を込めた手づくりのガラス作品を製作している。
工房内では、プレゼント・引き出物・各種記念品・店舗用食器の制作販売以外に創立記念碑のモニュメントまでもガラスで表現している作家さんです。

 

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今回吹きガラスの体験をさせていただいた工房

札幌市北区のガラス工房「硝子工房GLOW」

・手作りガラスの販売
・飲食店やショップ向けのオーダーグラスの制作
・吹きガラス体験

 

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硝子工房GLOW
場所   〒002-8044 北海道札幌市北区東茨戸3条2丁目6番14号
電話   011-776-5020
営業時間 10:00~17:00まで
休日   不定休
料金   2020年1月より基本料金を2,900円(税込み)となります
交通機関 北海道中央バス トーメン団地行 東茨戸1条1丁目から降りて徒歩10分
ホテル シャトレーゼ ガトーキングダムサッポロより徒歩8分
駐車場  あり
HP https://www.glass-glow.jp/

※作業中はお電話に出れない場合があります。しばらくしてから再度おかけ直しください。

このコラムを書いた人

npoUser
日本理美容福祉協会札幌センターは、高齢者や障害者の方々の美容と健康をサポートする、訪問理美容サービスの専門会社です。

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