自宅染、皆さんはされていますでしょうか?
今回は、自宅染と髪の毛のケアについて少しお話しさせて頂きたいと思います。
美容室などで、ヘアマニキュアとヘアカラーの違いがよく判らずに迷ってしまったご経験はないでしょうか?
最適な毛染めを見っけるためにヘアカラーの違いから見てみましょう。
ヘアマニキュアとは?
髪の表面にカラーをコーティングするメニューの事。
毛髪の内部までカラーを染み込ませない為、髪が傷みにくいのがメリットです。
特徴としては、髪の表面がコーティングされ、ハリやコシが出るといった効果があります。
ですが、脱色してカラーを入れる訳ではない為、あまり明るく出来ないという事と、表面にのみカラーを乗せる為、髪を洗う度に色が落ちてしまいます。
ヘアカラーに比べると色の選択肢の狭さと、色落ちが早い事がデメリットと言えるかもしれません。
おしゃれ染めや白髪染めのヘアカラーとは?
では、ヘアカラーの方はどうでしょうか?
ヘアカラーは、毛髪内部までカラーリングをするタイプのメニューです。
ヘアカラーは、メラニン色素を脱色すると同時に、カラー剤で染色して行きます。
一度脱色してから色を入れる為、発色が良く、マニキュアに比べて比較的長持ちするのがメリットです。
ですが、髪のキューティクルという魚の鱗の様になった部分をめくってしまう為、そこからタンパク質や水分が逃げやすくなり、
マニキュアに比べると髪が傷みやすいのがデメリットと言えるかもしれません。
最近では、髪に優しいヘアカラーもたくさん出てきていますので、髪に優しいタイプを選んで頂くと良いです。
これらが、両者の分かりやすい違いと言えます。
では、次に失敗しない自宅染のコツを学んでいきましょう。
まず、ブラシ、ビニール手袋、ヘアクリップ(ダックカール)、輪ゴム、タオル、ケープ、新聞紙、化粧品クリーム、など必要な備品を全て準備します。
化粧品クリームは、フェイスラインと襟足のラインに沿ってカラーリングの前にあらかじめ肌に塗っておくと毛染め液が肌に付きにくく付着対策ができますので、綺麗に仕上がります。
ケープとタオルを順に首、肩周りを覆う様にかけたら、使用説明書に従って混合液を作り、一度塗り始めたら、途中で中断せずに最後まで髪に塗布するようにします。
出来るだけ液がムラにならない様に付けたいので、あらかじめ髪の毛を縦のラインで4〜5ブロックに分けてブロッキングし、それぞれの髪をダックカールなどのヘアクリップでとめる様にしておくと良いでしょう。
ブロック毎に分け、混合液を塗り始めたら全ての髪に塗り終わるまで手を止めないのが1番のコツになります。
襟足に近い側の髪の毛から塗る様にし、1番表面にあたる髪の毛を最後に塗る様に塗布して行きます。
黒髪用泡タイプを使用する際は、塗り始めはどこからでも大丈夫です。全体に素早く、塗り漏れの無いように塗布して下さい。
また、白髪染の場合、体温の高い方だとまれに頭皮に近い根元部分の髪の毛が先に明るくなってしまうケースがあります。
それが気になる方の場合は、まず根元の1㎝を残して染め、少し時間を置いてから残りの1㎝を塗るようにしてみて下さい。この一手間により綺麗に仕上がります。
綺麗にカラーリングが出来ましたら、色持ちの為にも日々髪を労わってあげると良いです。
髪をしっかり保湿し、キューティクルを、整える為にもヘアトリートメントをします。
トリートメントは、傷みやすい毛先の方からしっかりと付ける様にしましょう。(頭皮付近にはあまり付け過ぎない様に注意して下さい。)
トリートメントを付けてから、洗い流すまでに少し馴染ませる時間を取ると良いです。
洗髪後、トリートメントを付けた状態で、タオルなどで髪を包み、湯船に少し浸かってから濯ぐのも有効です。
最近では、洗い流さないタイプのトリートメントや髪に栄養を与えるヘアオイルなどもたくさん市販されています。使用料の目安を確認し、手の平に取り、毛先から髪全体に馴染ませるようにして、寝る前や日中の髪の保護に使用するとより良いです。
また、髪の毛はタンパク質で作られていますので、大豆など質の良いタンパク質を日々摂取する事を意識し、質の良い髪の毛を育てる事も大切になります。
自宅染めで失敗しないためのポイント
・化粧品クリームで肌への付着対策をし、髪をブロッキングする事。
・混合液を作り、襟足から一度塗り始めたら最後まで中断せず一気に塗る事。
・染めた後の髪は、トリートメントで傷みやすい毛先の方からしっかりと馴染ませ、時間を置き保湿をする事。
・洗い流さないトリートメントやヘアオイルなども取り入れて日中の髪のお手入れも強化する事。
・日々、髪の素となる良質なタンパク質の摂取を心がける事。
お得に、しかも綺麗にカラーリングが仕上がり、髪にツヤとコシまで出てくると、心も軽やかにとても幸せな気持ちで街を歩く事が出来ますよ。
どの工程も簡単に出来るものばかりですので、ぜひ自宅染の際にこれらの失敗しないコツや髪のケアをお試ししてみて下さい。
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