「足の爪の色が濁ってきた」「爪が厚くなってきた」「爪がボロボロとはがれてくる」
そんな方はいらっしゃいませんか?
それは『爪白癬(つめはくせん)』つまり、爪水虫です!
どうしてなるの?
「えっ!水虫?恥ずかしい!」そう言わないでくださいね。
50代頃から増え始め、高齢になると4人に1人がかかっていると推測されている身近なものです。
爪白癬とは白癬菌(水虫菌)が爪に入り込んだ状態のことをさします
水虫の人が使ったマットやスリッパ、畳などに触れると感染します。足や爪に付着すると約24時間で内部に侵入してきます。
白癬菌はケラチンというタンパク質を好み、高温多湿の状態が好きなので、長時間靴下や靴を履いていると爪白癬になりやすいのです。
また、年齢を重ねると体の細胞に空洞ができやすくなります。それは爪も同じで、細菌が侵入しやすい状態になっています。清潔にしていても爪白癬になることもあるんですよ。
(嘘か本当か『日本で初めて革靴を履いた坂本龍馬』は、『日本で初めて水虫になった男』だとか…。)
清潔と乾燥が一番の予防になります
靴下は毎日履き替え、靴は毎日同じものを履かないようにするのがベストです。
足の指は隅々までよく洗い、よく流し、よく乾かしてくださいね。
家族に足・爪白癬の方がいる場合は、スリッパやバスマットの共用はやめましょう。
はがれた皮膚や爪にも白癬菌は潜んでいるので、こまめに掃除をするのもよいでしょう。
治療すればきれいに治りますよ!
軽度の爪白癬であれば、専用の塗り薬で治療を行います。爪が生え変わるまで半年~1年かけて1日1回根気よく塗り続ける必要があります。
進行している爪白癬には内服薬で治療を行います。
爪白癬はセルフケアでは治りにくいので、皮膚科を受診することをおすすめします。
症状が進行すると、爪の変形や痛みが出てくることがあります。
歩行に影響が出てくることもあるので、まずはお医者さんに相談してしっかり治してくださいね。
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