足指の爪に悩みを抱えている方、結構多いのではないでしょうか。
巻き爪の方は、痛みが出る前にケアしましょう。
もともと爪は自然に内側に巻いていく性質があります。ですので、地面から(下から)の「正しく爪を広げる力」を加えてあげる必要があります。この両方のバランスが保たれていることで爪の形が正しく維持されていきます。
どうして巻き爪になってしまうのか?
- 深爪
深爪の状態だと、つま先に力がかかったときに指先の皮膚が力を受けて盛り上がり、爪がまっすぐに伸びることができずに巻き爪になってしまいます。
- 足指への過剰な力
足に合わないきつい靴を履いている方や外反母趾の方は、歩行時に指先が地面からの力だけでなく、横方向や上方向からも過度な力がかかり、爪が巻いてしまいます。
- 爪に力がかかっていない
寝たきりの方や車椅子を使用し日常的に歩くことがない方は、地面からの力が指先に加わることがないので巻き爪になります。
また、後ろ体重で歩く方やつま先を外側に向けて歩く方も、指先がしっかり地面についていないため、爪に十分な力が加わらないので巻き爪になりやすい傾向があります。
巻き爪予防対策
〈爪の切り方〉
深爪や丸く切るのは避けて、スクエアオフで整えましょう。
① 上部をまっすぐカット長さは指先と同じくらい
② 両端は靴下に引っかからないようやすりで整える
- 丸く整えるのではなく、角を残して四角く整えるイメージ
〈靴選び〉
- サイズが合う
長さだけでなく幅も合っているしっかり足にフィットする靴を選びましょう。大きすぎる靴もよく
ありません。中で足が動いてしまい、足指にまばらに負荷がかかり巻き爪の原因になります。
夕方になると足がむくむこともあるので、靴紐やベルトで調整できる靴もおすすめです。
- つま先が広い&かかとがしっかり固定される
つま先が細い靴は爪を圧迫するので巻き爪予防にはおすすめできません。また、かかとが固定されていない靴で歩くと、前のめりな歩き方になりつま先への負担が大きくなってしまいます。
土踏まずがきちんとフィットしていることも重要です。
痛みがある人は病院に相談を
巻き爪が皮膚に食い込んで痛みや炎症がある状態は『陥入爪(かんにゅうそう)』といい処置が必要です。医療機関に相談し適切な治療を受けましょう。
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