鍼灸治療では頭に鍼をすることが度々あります。簡単ではありますが一部をご紹介しようと思います。
頭痛
筋緊張型頭痛とよばれるものによく聞きます。あとは中医学による診断のもと必要であれば使用します。百会とよばれるツボを最もメジャーです。
・耳鳴り
耳の上3~5cmあたり、こめかみ周辺ですね。耳鳴りのツボの一種として使用する場合があります。
・鍼の刺激に敏感な方
鍼治療をする際に、刺激に敏感な方がおられます。その時に刺激を軽く感じていただけるように、頭に一本いれておくと、感受性が変わる場合があります。
・精神疾患
精神安寧の効能があるツボが人体にはいくつか存在します。頭にも数か所あり、不安症状や躁うつ病など精神疾患の治療をする際のサポートに利用する場合があります。
・鎮痛
中医学には、様々な理論がありますがそのなかに頭皮鍼とよばれる理論があります。頭の皮膚には全身に対応しているエリアが存在するとされ、痛みの疾患に応用できるものがあります。筆者は椅子に座っており、ぎっくり腰のためベッドにあがれない(床では治療できない場所でした)患者さんと出会ったとき、まず頭に1本鍼をうつことで、痛みを緩和しベッドまで自力上がっていただいてぎっくり腰の治療をした経験があります。便利なツボです。
・脳血管障害
個人的には最も有名な頭の鍼の使い方ではないでしょうか。脳血管障害の多くは、片麻痺とよばれる半身の感覚が麻痺したり動かしにくくなる病気があります。そのときに頭の鍼をうつことで、脳血流を促進させ成果をあげる方法です。中国でも行われているメジャーな治療方法です。
打ち方は先生によって様々ですので、詳しくは割愛しますが、脳は頭蓋骨に覆われておりますので、脳に鍼が到達することはありませんのでご心配なく。
『まとめ』
書き出してみるとたくさん出てきました。他にも治療に使う場合がありますので、またご紹介しようと思います。
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