鍼灸のお仕事は、病気を「治す」のではなく、「治るお手伝いをする」というのが正しく、身体によりそう治療をしています。
「治る」とは
一般に症状が取れれば治ったと言われていますがはたしてそうでしょうか。治療家の中でもこのあたりの解釈は様々です。私は、症状が出ない状態で安定すれば治ったとしています。またぶりかえすようでは治ったになりません。ただ抑えているだけや、治りきっていないと思います。
「治す」ってなに?
さて、私たちは伝統医学を学ぶ者にとって、「治す」ということの考え方が少し違います。
私たち治療家が処置をして「治す」ではないのです。私たち治療家が処置をした「患者さんの身体が病を治す」のです。ここに西洋医学と大きな違いがあります。
西洋医学は病に、ウイルス、細菌などを手術や薬を使い、「抑える、殺す、切除する」という考え方に対し、伝統医学は「生命力で以て病を治する」考え方に立ちます。言葉を変えて伝えていますが、うまく伝わればうれしいです。
「治るお手伝い」ってなに?
例えばダイエットで食事制限ではなく、代謝を上げるのが大切と言われていることがよくわかりやすいかもしれません。太らない身体を作ることは、病気にならない身体を作ることと同じです。そのお手伝いをするのがダイエットだとインストラクターであり、病気であれば治療家ということです。
『まとめ』
私たち鍼灸師の仕事は、先生方にとって方向性は様々です。特定の疾患を専門にする先生、介護や施設等をメインとする先生、小児を得意とする先生、不妊治療に特化した先生、なんでもできるすごい先生、カウンセリングや心の問題に秀でている先生。みな患者さんの身体を目覚めさせ回復するためのお手伝いをしてくださっています。これを読まれているあなたにも良い先生と巡り会っていただくことを願っております。
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