美容室に行きたいけど行けない。『化学物質過敏症で悩むお客様』 - NPO法人日本理美容福祉協会札幌センター | 札幌の訪問美容・理容・出張美容・介護美容 | 日本理美容福祉協会 札幌センター

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美容室に行きたいけど行けない。『化学物質過敏症で悩むお客様』

本日、化学物質過敏症で悩んでいる方よりご相談をいただきました。一昨年も同様な相談を数件いただくなど過敏症の悩みを抱えている方少しずつ増えているのではないかと感じるようになりました。

正直、美容室や理容室ならパーマ液、カラー剤、シャンプー、洗濯洗剤、柔軟剤をよく使うので、化学物質を除去するのは難しい環境にあり、対応できるお店はかなり少ないでしょう。

当事業所では、疾病のある方、骨折している方、要介護者など、一人で外出するのが困難な方でないと行ってはいけないと理容師法及び美容師法の施行令にて認められた方へサービスを提供していますから問い合わせは少なくありません。

ただ、全国的に化学物質過敏症を対象とした事例がなかっただけに、疾病患者に該当するのか即断できず丁重にお断りしておりました。

たしかに、訪問理美容であれば、サロンと違い「香りの影響を軽減することは可能」ですが、理美容スタッフは身だしなみを整える上で、化粧や整髪料をわずかながら使用しており、無香料でサービスを提供できる保障をお約束できない事情もございました。

 

化学物質過敏症の方の悩みに答えるには

まず、化学物質過敏症の方が疾病患者に該当するのか確認する必要がありました。
厚生労働所、保健所に相談したところ、医師の診断により「化学物質過敏症」に該当すれば、理容師法および美容師法施行令で認められた疾病の状態にあるものと認められるとされました。

これで、1つ目の問題は法律的に化学物質過敏症患者を利用できることになりました。

2つ目の問題は、自宅に香りを持ち込まないで施術できるかです。ご利用されるお客様の髪や体に化学物質を付着させないよう心掛けることはできますが、無臭で自宅訪問するのは困難です。

対応としては密室空間になせないよう、窓やドアを開け、換気扇を回す。とにかく空気の流れをよくすること。
直接、肌に触れる物は不織タオル、無味無臭のカットクロスを使用することで軽減できると考えます。

化学物質過敏症の方は人によって、わずかな化学物質も反応を起こす場合があるなど、現れる症状も千差万別です。

 

化学物質を100%シャットアウトすることはできませが、札幌センターの訪問美容がご家族様のお役に立てれば幸いです。

 

 

消費者庁作成 啓発ポスター 「その香り 困っている人がいるかも?」

このコラムを書いた人

npoUser
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