訪問美容と言えば高齢者が利用するものとイメージをおもちではないでしょうか?
訪問美容は介護保険や障がい者サービス等の制度とは関係がないので、条例で認めらる方なら社会福祉サービスを受けられていない方も利用することができます。
39歳の女性のAさんは、腰椎椎間板ヘルニアになり、もうすぐ入院して、手術をすることが決まっていました。
入院すると術後から短くて1週間は髪の毛を洗うことができず、長くて2週間は入浴ができないと説明を受けて困っていました。
Aさんは、いつも髪の毛をまとめていましたが、おろせば腰まであるロングヘアでデジタルパーマもかけています。
真夏ということもあり、お風呂に入れない間、髪の毛のベタ付きや臭いがするのは、簡単に予想できます。
そこで、入院前にショートカットにしておきたいと考えましたが、坐骨神経痛が辛くて、美容室の特殊な形状の椅子には座ることができませんでした。
Aさんはネットで検索して、訪問美容を発見し、早速ネット経由で直接予約をしました。
当日、Aさんは、訪問美容師に「もうすぐ入院するので、ショートだったらなんでも良いです」と髪型の希望を伝えました。
でも、美容師は、まだ若いし、段をつけてしまったら、今後またロングに伸ばしたくても、良いシルエットにはならないからと、丁寧にカウンセリングをしました。もしものことも想定し、入院が長引き、前髪やサイドの髪が気にならないように配慮したヘアスタイルで施術することになりました。腰の痛みが強いので、カットをした後は、ベッドで横になり、眉を整え、顔や項のうぶ毛剃りもしました。
本音を尋ねたところAさんは、はじめてのことなので、「どんな風に自宅でカットをするんだろう」「お年寄りみたいで嫌だな」「髪の毛が散らばって後片付けが大変にならないのかな」「変な髪型にされないかな」ととても、不安な気持ちでいっぱいだったと語られていました。
終了後には、Aさんは鏡を見て、とても良い笑顔をされたのが印象的でした。
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