高齢者に多い髪の悩みとその原因 - NPO法人日本理美容福祉協会札幌センター | 札幌の訪問美容・理容・出張美容・介護美容 | 日本理美容福祉協会 札幌センター

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高齢者に多い髪の悩みとその原因

高齢者に多い髪の悩みとして『白髪』『パサつく』『抜け毛が増える・ボリュームがなくなる』などが挙げられます。

これらの原因ご存じですか?

 

白髪が増える理由

黒髪が白髪になってしまうのは、黒い髪色の元であるメラニンという色素が減ってしまうからです。

メラニンが減ってしまう原因としては、加齢や遺伝が挙げられます。『それじゃ、どうしようもないじゃない』と思ってしまいますが、生活の中で改善できることもあるんですよ。メラニンが減ってしまう原因としては、栄養不足も挙げられます。髪の毛は主にたんぱく質でできています。年齢を重ね、食事量が減ったり偏ったりして、たんぱく質が不足すると、メラニンを作る原料も不足してしまうため、白髪になりやすくなってしまうのです。

 

 

髪がパサつく理由

間違った髪のお手入れを長年続けていると、これも髪がパサつく原因となってしまいます。

髪の毛は、うろこ状のキューティクルで覆われています。このキューティクルが髪内部の水分や栄養分が失われるのを防いだり、外部からの刺激から守ったりする役割を果たしています。間違った髪のお手入れでキューティクルが傷ついてしまうと、髪がパサつきやすくなってしまいます。

・洗う時や乾かす時に髪をごしごしこすり合わせている

・濡れた髪をブラッシングしている

・髪が濡れたままで長時間過ごしている。

・髪の紫外線対策をしていない

・ドライヤーやヘアアイロンを長時間当てている

これらの行為は、キューティクルを傷つける原因となってしまいます。

 

抜け毛が増える・ボリュームがなくなる理由

抜け毛が増えたり、ボリュームがなくなったりする理由のひとつとしては、頭皮の血行不良が挙げられます。

『ヘアサイクル』という言葉をご存じでしょうか。髪の毛が、生えて抜け落ち、再び生えてくる周期のことをいいます。

髪の毛は、生え太く育つ成長期、根元の毛球が小さくなって抜けやすくなる退行期、抜け落ちる休止期を経て、再び生えるというサイクルを繰り返しています。

運動不足や栄養不足、ストレスなどで頭皮の血行不良の状態が続くと、成長期に髪が十分に育たず、抜けやすくなってしまったり、短く細いままで伸びた結果、ボリュームが出なくなってしまったりするのです。

 

それぞれの原因は上記に挙げたものだけではありません。さまざまな理由が複合的に絡み合っています。

「年齢を重ねて髪の悩みが増えてきたなぁ」「昔のように髪型が決まらない」という方は、ぜひ理容師や美容師に相談してみてくださいね。