美容院に行けない人のために、資格を持った美容師が自宅などに来て施術をしてくれる訪問美容。とても便利ですが、デメリットが全くないわけではありません。
今回は、訪問美容のデメリットとその対策や注意点について、訪問理美容事業者の立場からまとめました。
デメリット①:施術者が自宅に入る
訪問美容では、プロの美容師が自宅などに訪問して施術を行います。しかし、中には他人が自宅に入ることを嫌がる方もいらっしゃいます。
特に、家族や第三者が、本人の了承なしに訪問美容を依頼した場合などは、当日になってもめる可能性があります。
トラブルを避けるために、事前に本人としっかり話し合ったうえで訪問美容を申し込むようにしましょう。
対策:事前に本人と話し合う
訪問美容を依頼する際には、まずは本人に訪問美容の利用を依頼し、了承を得ましょう。また、施術者が自宅に入ることについて、本人の希望や不安などをきちんと聞いておきましょう。
注意点:なるべく本人の了承なしに依頼しない
本人の了承なしに訪問美容を依頼すると、当日になってもめる可能性があります。また、本人の希望や不安などを把握していないため、施術がスムーズに進まない可能性もあります。
デメリット②:受けられるメニューが限られる
訪問美容の場合は、美容室と比べて設備や道具が不十分なことから、受けられるメニューが制限されてしまうことがあります。
例えば、ヘアカットやパーマ、カラーリングなどの基本的なメニューはどこの事業者でも対応しているものの、ヘアマニキュア、縮毛矯正やストレートパーマ、着付けなどのメニューは対応していない事業者もあります。
対策:事前にメニューを確認する
訪問美容を依頼する際には、事前に希望するメニューに対応している事業者かどうかを確認しましょう。
比較サイトや美容室などで、希望のメニューを施術可能な事業者を探すのも一つの方法です。
注意点:希望のメニューに対応していない事業者を選ばない
希望のメニューに対応していない事業者を選んでしまうと、当日になって施術を受けることができず、後悔することになります。
デメリット③:施術代に加えて出張費が必要なので、割高になる
訪問美容では、施術代に加えて出張費が必要になるため、美容室で施術を受ける場合に比べるとどうしても割高になってしまいます。
例えば、ヘアカットの場合、美容室で施術を受けると5,000円程度のところ、訪問美容では7,000円程度かかるのが一般的です。
対策:自治体の助成制度を利用する
実は、自治体によっては訪問美容に対して助成制度を用意しているところがあります。
例えば、横浜市であれば、65歳以上の要介護4,5の方は2,000円でヘアカットができる訪問美容サービスが利用できます。
制度の有無や詳細はお住まいの自治体に問い合わせるか、行政のホームページで確認してみてください。
注意点:助成制度の有無や詳細を確認する
自治体の助成制度を利用すると、訪問美容の費用を安く抑えることができます。
ただし、助成制度の有無や詳細は自治体によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
訪問美容には、デメリットもありますが、それらを大きく上回るメリットが多くあります。
そのひとつが、身だしなみを整えることで明るい気持ちになれるということ。
訪問美容をうまく活用して、身も心もさっぱりと明るい日々を送れるようになることを願っています。
訪問理美容事業者としてのメッセージ
訪問美容事業者として、私たちはお客様の身だしなみを整え、明るい気持ちになっていただくお手伝いをしたいと考えています。
そのために、お客様のニーズや希望をしっかりと把握し、それに合ったサービスを提供できるように努めています。
また、自治体の助成制度などを活用することで、お客様の負担を軽減できるよう、積極的に取り組んでまいります。
訪問美容をご検討の際には、ぜひ私たちにご相談ください。
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