肩回りに鍼と言われると何がおもいつくでしょうか。今回は肩こり、肩関節の痛み、特殊な使用例を紹介します。
肩こり
理由は使いすぎや姿勢の悪化、ストレス性など様々な原因があり治療する機会がとても多い症状です。直接鍼やお灸を据えることもおおく、肩から背中まで施術するのは一番オーソドックスな治療です。鍼も浅く刺すことがほとんどです。
肩関節
四十肩や五十肩など肩を動かしたときの痛みや、動きに制限がある場合に鍼灸の治療対象となります。保険適応する際の疾患にも含まれている症状です(保険が使用できるかは院によりますので詳しくは院長までご連絡ください)
肩関節は1つの関節ではなく、4つの関節が複合して動くことによりスムーズな運動ができます。そのため治療にも時間がかかることも少なくありません。特に痛みが起きだしたばかりの四十肩や五十肩は、一旦痛みのピークまであがりその後痛みの消失とともに関節の拘縮が始まる場合等症状の流れがあるので、治療と合わせて予後のご説明をさせていただいます。
特殊な事例をひとつご紹介します。
妊婦さんが臨月を迎え出産予定日になっても破水がこない場合に、日数が経ってしまうと促進剤や帝王切開をしなければならなくなります。その際に東洋医学では、いくつか産気づくためのツボがあります。その一つに肩井とよばれるツボがあります。
場所は肩こりの一番メジャーな場所ですがここに鍼で特殊な刺激を加えると胎児が降りやすくなると言われています。筆者は産気づきたい患者さんと出会った経験がまだありませんので治験はありませんが、知識としてひとつご紹介しました。
『まとめ』
肩に鍼をうつ機会はとても多く最も使用されている場所といっても過言ではありません。肩こりなど多くみられる症状から、中医学ならではの応用もあります。
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